だんすのじかん(2016〜現在)

『だんすのじかん』とは2016年に秋田市ココラボラトリーにて始まったワカバコーヒーメンバー川村真奈主催の企画です。

「劇場とは違い、演者と観客との境界線がない空間で、気軽にダンスを楽しめる公演」というテーマで、これまでに年一回程度のペースで続いてきました。

特に子どもたちには色々なダンスに触れてもらいたく、積極的に参加してもらうため、子ども向けのワークショップを行ったり、出演者に小中学生や高校生を起用するなどの試みも実施。

ダンスだけではなく、さまざまなジャンルのアートとコラボレーションをするのも、『だんすのじかん』の特徴のひとつです。同じ表現を探求する異ジャンル同士が協力することで生まれる化学反応に期待したいという思いからそのようになりました。

これまでには約国内外で活躍する舞踊家と、役者、演奏家、美術家、写真家などが融合した作品を披露してきました。

これまでに8回ほど開催し、計70人ほどのダンサーやアーティストたちが企画に参加してくれました。6回目には、羽州街道歴史まつりの一部として、秋田市のサポートにより秋田県指定の重要文化財である、旧金子家住宅での開催が可能となりました。7回目は秋田県立美術館の協力にて「藤田嗣治×コンテンポラリーダンス」という題目で行うなど、毎回新たな挑戦をすることでさまざまな客層にアプローチしてきました。

2020年2月、2023年3月には現代舞踊新進芸術家育成アウトリーチProjectに採択され東京で開催。2023年からは、主催をワカバコーヒーとして若羽幸平も企画に参加。今後もさらにグレードアップした「だんすのじかん」を企画したいと考えています。